そもそも、大掃除は昔、春から秋は農業で忙しく、冬にまとめて掃除をしたことが始まりとも言われ、新年に神様を迎え入れるための準備となって今でも続いているとされておるのぢゃ。
「掃除」ではなく、神様を迎え入れるための準備と思えば、大掃除にも力が入るぢゃろ。
では、その掃除の基本とは何ぢゃったかな?
どんな掃除も「上から下へ」は基本。なぜなら、例えば床を先に掃除をしても、あとで壁やタンスなどの掃除をすれば、汚れやゴミが床へ落ちてしまうので結局もう一回床の掃除をするハメになるからぢゃ。
※「奥から手前へ」ということも必要です。手前から掃除を始めても、奥の掃除をする際、どうしても手前が汚れてしまいます。「上から下へ、奥から手前へ」として覚えておいてください。
ここからは各部屋ごとの掃除ポイントのみの説明ぢゃ。さらに詳しい内容が知りたい場合は、過去の掃除修行を参照するのぢゃぞ。
天井(照明器具)
2.水を固く絞った雑巾や、「マイクロスリムフロアⅡ」を使って、ゆっくり拭きましょう。
3.エアコンの風の通り道は、特にほこりが付着しているので、念入りに。
4.傘のついた照明器具には、ほこりがいっぱい。 「マイクロスリムハンディ」で拭くと、一気にほこりがとれますよ。
壁
壁の素材よって、掃除方法が異なります。
1.ビニールクロス
水拭きでOKです。でも「マイクロスリムフロアⅡ」なら、一気に掃除ができますよ。
2.砂壁
水拭きをするとポロポロと壁がはがれるので、水拭きは絶対ダメ!
ハタキなどを使ってほこりを落とす程度にして、床掃除のときにいっしょに吸い取りましょう。
3.しっくい壁
しっくい壁に水や洗剤を使用するとシミになるので厳禁。
部分的な汚れの応急処置としては消しゴムなどを使用するしかありませんが、
汚れてきたら塗り替えするようにしましょう。
家具
家具の掃除は基本的に「乾拭き」です。水拭きはシミになりやすいからです。
しかし、それでは汚れが落ちない場合は市販のクリーナーを使用するようにしてください。
注意!特殊加工されていない天然素材の家具は、絶対「乾拭き」のみにしてください。
電化製品
1.家電製品に水は天敵。乾拭きや「マイクロスリムハンディ」がオススメ。どうしても水拭きが必要な場合は、水を十分に固く絞ってから。
2.テレビ画面上は、静電気によってほこりがたくさん付着しています。ティッシュなどで念入りに掃除してください。テレビもきれいに映りますよ。
3.普段掃除をしない家電製品の裏(特にテレビ裏)はほこりの宝庫。大掃除の日ぐらいは、家電製品を動かして、掃除機をかけましょう。
4.家電製品の通風口はほこりがたまりやすくなっています。まずは掃除機で吸い取って、取れなかったほこりを綿棒等を使用して取り除きましょう。
フローリング
1.掃除機をかけて、ほこりやゴミを取り除きます。(特に隅にほこりがたまっています。)
※掃除機ではフローリングに傷がつきやすいので、気になる方は「マイクロスリムフロアⅡ」がオススメ。
2.濡れ雑巾でなく、水を固く絞った雑巾で拭き上げます。
3. ワックスがけをします。
畳
2.畳の目に沿って、水を固く絞った雑巾で拭く。
3.畳の凹みが気になる場合は、凹み部分に濡れたタオルを当て、アイロン(スチーム状態で)を近づけ蒸らすと、畳に染み込んだ水分が蒸発しようとする力で、凹みが浮き上がってきます。
アイロンはカーペット(ジュータン)に触れないようにしてください)
→修行その九 「カ-ペット・畳の掃除」
カーペット・絨毯(ジュータン)
2.カーペットクリーナーを使用して毛並みの逆方向→毛並みの方向へ拭きあげます。
3.凹み部分が気になる場合は、歯ブラシで希釈した柔軟材を凹み部分に塗り、アイロン(スチーム状態で)を近づけて蒸らすと、カーペット(ジュータン)に染込んだ水分が蒸発しようとする力で、凹みが浮き上がってきます。
アイロンはカーペット(ジュータン)に触れないようにしてください。
→修行その九 「カ-ペット・畳の掃除」
窓(ブラインド)
2.窓の中心部を上から右→左、左→右、右→左と徐々に拭きながら下げてゆく。
3.窓の左右下の境を拭く。
4.ブラインドの凹み、歪みが気になる場合は、ドライヤーで暖めながら指で伸ばすと、ある程度戻すことができます。
→修行その参 「窓ガラスの掃除」
換気扇
1.シンクまたは大きな洗面器を使って、「キッチンクリーナー」を希釈した水槽をつくります。
2.換気扇のプロペラを外して、1.で作った水槽に1~2時間浸けておきます。
3.そのあと、水槽から出して、歯ブラシやスポンジ、タオルなどできれいに仕上げ拭きします。
【外枠部分】
1.「キッチンクリーナー」を全体に噴霧してから、ティッシュをペタペタ貼っていき、2~3時間放置します。
2.そのあとティッシュを外し、歯ブラシなどで汚れを擦ります。
3.クロスなどで仕上げ拭きをします。
→修行その壱 「換気扇を洗う」
ガスレンジまわり
(汚れを浮かすため)
2.クロスやタオルで拭き上げます。最初にステンレス製タワシで擦ると効果的です。
3.クロスやタオルを裏返して、きれいな面で仕上げ拭きをします。
→修行その八「夏のお掃除」
シンク周り
1.皿洗い用の洗剤とスポンジで、シンクまわりの油汚れを落とします。
2.濡れタオルで仕上げ拭きをします。
※仕上げ拭きをしたあと、水分が蒸発しないうちに新聞紙で磨き上げるとさらにピカピカになりますよ。
壁・床
2.水をかけながら洗い流します。
3.そのあとに乾いたタオルなどで、水気を充分にとります。
→修行その四「バスルームの日常のお掃除その壱」
浴槽
2.「バスクリーナー」を全体的に噴霧し、10分程度放置します。 スポンジで全体的になでながら広げると効果的です。
3.最後にシャワーをかけて洗い流します。
→修行その弐「浴槽を洗う」
タンク周り
便器周り
2.「中性トイレクリーナー」を便器全体に噴霧して、数分放置し、そのトイレブラシで擦りながら洗い流します。
3.2.で落ちなかった汚れは酸性の強力クリーナー(「酸性トイレクリーナー」)を汚れに直接かけ、数分間放置後、トイレブラシで擦りながら、洗い流してください。
→修行その十「トイレの掃除」
床
でも、今までの修行で習ったことばかりなので、大掃除と言っても、それほど特別な掃除をする必要はないのですね。
もちろんぢゃ。何も大掃除の日だけ、力を入れて掃除をする必要はないのぢゃ。逆にいえば、毎日の掃除をしっかりしておけば、大掃除をする必要などないのぢゃ。
しかし、このご時世では、毎日の掃除もなかなか難しいぢゃろうから、大掃除のときは、ゆっくり丁寧にやっていただいて、よい年を迎えてもらいたいのぢゃ。
それでは、よいお年を!