修行その参
窓ガラスの掃除
寒さも厳しくなり、とうとう「師走」ぢゃ。
この時期といえば「大掃除」が欠かせない行事のひとつぢゃろう。特に窓ガラスはきれいにして、庭の景色を見ながらこたつの中で正月を過ごしたいものぢゃ。だから今回は、リースキンの「ガラスクリーナー」を使って、「窓ガラス」をいかにきれいにするか、徹底的に伝授ぢゃ。
今回のアイテム
ガラスクリーナー
その壱 なるべく天気があまりよくない日に掃除すべし。
普通であれば、お天気のいい日に窓ガラスを掃除しようとするが、それは大きな間違いぢゃ。
実は「曇りの日」が窓ガラスの掃除には最適なのぢゃ。
えっ?「曇りの日」?どうしてですか?
晴れていた方が、汚れがよく見えるような気がするのぢゃが、実は太陽の光でキラキラし、実際の汚れが輝きで見えなくなってしまっているのぢゃ。
ところが、曇りの日であれば、キラキラしないので、本当の汚れがよく見えるようになるのぢゃ。
なるほど!全然、気が付きませんでした。
また付け加えるとぢゃな、太陽が照ることにより空気が乾燥し、汚れが落ちにくくなるという点もある。だから曇りの日、または雨上がりであれば、湿気があり、汚れがゆるむという利点もあるのぢゃ。
へ~、そうなんですか。とっても勉強になりました!
と、いうことは、今日は晴れているから何もできないということになりますね。そしたら帰りま~す!ありがとうございました~!さよ~なら~。
・・・・・おいおい。 ・・・はやまるでない。・・・・
ワンポイントアドバイス
決して、「晴れ」だから窓ガラスの掃除をしてはいけないというわけではないのぢゃ。曇りの方が汚れがよく見えて、汚れがよくゆるむというだけぢゃ。間違いのないようにのぅ。
その弐 窓の外側と内側の汚れの違いを認識すべし
もうひとつ知識ぢゃ。まず、窓は外側と内側では、汚れが違うということを認識することが必要ぢゃ。
へっ?どう違うのですか?
まず外側の窓は、雨に含まれた大気中の汚れや、土砂が付着して汚れておるのぢゃ。だから水拭きできれいになる場合が多いのぢゃ。
な~んだ。いつもクリーナー使って掃除してました。
いやいや、間違いではないぞ。
水の跳ね返りによる跡(泥など)や、虫の死骸などがある場合は、やはり洗剤がとても有効なのぢゃ。(水拭きで落ちない汚れがある場合は、「修行その参」以降を参考にするのぢゃ。)
へ~、そうだったんですね。では内側の窓は?
内側の窓の汚れは、油汚れ、タバコのヤニ、指紋、ほこり等が主体ぢゃ。
そういった汚れはとても頑固ぢゃ。ここで、「リースキンのガラスクリーナー」の登場ぢゃ。これを使えば頑固な汚れも簡単に落とすことができるのぢゃ。詳しくは「修行その参」以降に説明するのぢゃ。
その参 クリーナーの噴霧方法を使い分ける
さて、実技ぢゃ。まずガラスクリーナーを噴き付けるわけぢゃが、窓に噴き付けた方がよいのか?それともクロス(布)に噴き付けたほうがよいのか?どちらぢゃと思う?
いつもガラスに噴き付けて掃除をしていますが・・・・
そうか。どちらがいいというのはときと場合によるのぢゃ。汚れがひどいときは、窓に直接噴き付けたほうがよい。
しかし、クリーナーを窓に噴き付けたとき、液体が飛散するぢゃろ。その飛散した液体が床に付着し、そのまま放置すると床を傷めることになるのぢゃ。そうすると床まで拭き上げなくてはならないので、二度手間になる。だから、新聞紙を敷いて、床面を保護することが大切ぢゃ。
毎回、新聞紙を敷くなんて、少し面倒ですね。
いやいや、あくまでも新聞紙を敷くのは、窓の汚れがひどくて、直接窓にクリーナーを噴き付けるとき、または大掃除のときだけでよい。
日常の窓掃除であれば、クリーナーをクロス(布)に噴き付けて、掃除すればよいのぢゃ。そうすれば、液体が悲惨することはないからのぅ。
時と場合によってクリーナーの噴き付け方を変え、ときには新聞紙が必要ということですね。
そういうことぢゃ。
その四 隅→中央→隅と拭き上げる
さて、次の実技ぢゃ。
まず窓のどこから拭き始めるのがよいのぢゃろうか、分かるか?
そうですね~。私はいつも上から、徐々に下へ拭き下げて掃除していますが・・・。
そうぢゃな。掃除はいろんなやり方があるから、どうやろうと間違いではないが、ここは、いかにきれいに、いかに効率的に掃除をするかを学ぶ道場ぢゃ。なのでリースキン・ガラスクリーナーを使うわしのやり方で説明しよう。
まず隅から、四角を描くように拭き上げるのぢゃ。そのとき、底辺はあとにする。そして中央に進み、右から左、左から右へと・・・・。
師範!言葉だけではよく分かりません。具体的に教えてください。
それもそうぢゃな。図解をいたそう。
やってみよう!拭き上げ
STEP01
「修行その参」に基づき、リースキン・ガラスクリーナーを窓、またはクロス(布)に噴き付ける。
ワンポイントアドバイス
直接窓に拭き付けた場合は、八分(80%)乾きの状態にして、2.に進むのぢゃ。これは「汚れ」を浮かす状態にするためぢゃ。
STEP02
クロス(布)を四つ折り、または八つ折りにし、その折り目を利用して、左図のように隅を、四角を描くように拭き上げる。
(但し、底辺の部分はあと回しにします。)
ワンポイントアドバイス
最初に隅を拭く理由は、窓の桟(さん)には、細かいほこり等がたくさん溜まっておるので、
最初に拭き上げることにより、ガラス部分を掃除するときに、汚れを移行をさせないよう配慮するためぢゃ。
STEP03
窓の上部から順に左から右へ、一段下がって、右から左へと交互に繰り返し、窓の下部まで拭き上げる。
STEP04
STEP03によって、両隅に溜まった汚れをとるために、再度両隅を拭き上げ、最後に底辺の部分を拭き上げる。
ワンポイントアドバイス
よりきれいに仕上げるためには、このあと「空拭き」をして、拭きムラを残さないようにするとよいのぢゃ。
どうぢゃ?いつもの窓掃除と比べて、きれいになったぢゃろ。
はい、やってみると違いますね。いつもよりきれいに仕上がっています。
これでお正月は、気持ちよく迎えられそうです。