そうじすき蔵のお掃除道場

修行その十四 キッチンゴミの分別(リサイクル) 2003年1月掲載

謹賀新年
皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

また今年も、いろいろなお掃除テクニックを伝授するので、がんばるのぢゃぞ。

は~い!
では、早速、今年の修行第一弾にいってみましょう!

なんじゃ!?やる気マンマンぢゃな。ワシはまだ、正月気分・・・・。
ふむ!いつまでもそうは言ってはいられないな。さっそく修行モードに切り替えるのぢゃ。

師範!今回の修行は何ですか?
まだ、大掃除したばかりで、お正月から掃除という雰囲気でもないのですが・・・・

ふむ。お正月といえば、家族・親戚が集まり、お餅、お雑煮、お節料理、鍋料理などを囲んで、新年を過ごすものぢゃが、同時にキッチンに大量のゴミが発生するのぢゃ。しかも、ゴミ収集もお休みとあって、キッチンがゴミの山と化していることはないぢゃろか?

はい、毎年正月は3〜4袋分のゴミがたまってます。
でも、ゴミ収集がお休みだから仕方ないですけど。

ふむ。このご時世で、ゴミを全く出さないなんてことはできないぢゃろう。
しかし、ゴミの分別は正しくできておるぢゃろうか?

へへ。私は大丈夫ですよ!
燃えるゴミでしょ、燃えないゴミでしょ、ペットボトル、空き缶・・・。
いつも正しく分別していますよ。

ほ~。それは感心ぢゃな。
では、今回は、掃除から少し離れるが、リースキンが掲げる「クリーン&リサイクル」の一環として、お主が本当に正しく分別できておるか検査をかねて、「キッチンゴミの分別(リサイクル)」について修行を行うのぢゃ。
フフフ。修業が終わった後の顔が楽しみぢゃ。

修行
その壱 一般家庭ゴミの内訳を知る
まず、正しく分別する前に、ゴミの勉強ぢゃ。
一般家庭から排出されるゴミについて、いろいろ調べたところ、次のようなデータがあるのぢゃ。

内訳 注目すべき点は、約60%のものが、容器包装されているものぢゃ。最近、「過剰包装」という言葉をよく耳にするが、このグラフを見れば、それも納得ぢゃ。

■食料品 → お刺身トレイ、お菓子の袋など
■飲料 → カン、ビン、ペットボトルなど

正月に出たゴミ袋の中身を見ると、そのほとんどが、キッチンから排出された容器包装物だということを実感できるぢゃろう。

修行
その弐 容器包装リサイクル法を知る
そこで国は、ゴミ対策として、一番多く割合を占める容器包装物に対して、平成12年4月に「容器包装リサイクル法」を本格的に施行したのぢゃ。

容器包装リサイクル法とは?
1.消費者 → ゴミを分別して排出する。
2.市町村 → 分別集および保管する。
3.(製造)事業者 →再商品化(リサイクル)する。

正式名称:「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」
(平成7年6月16日法律第112号)
内訳 このように、三者が手をとりあって、容器包装物のリサイクルをすすめましょうという法律ぢゃ。

ワシら「消費者」は、分別して排出して、スムーズにリサイクルできるように協力しなければならないのぢゃ。

ここで認識しておいてほしいことは、これからは「ゴミを捨てる」という意識から、「ゴミ(資源)のリサイクルに協力」という意識にかえることぢゃ。

修行
その参 容器包装はどう分別するかを知る
では、容器包装物をリサイクルするにあたり、どう分別すればよいか?
容器包装物といっても多種多様なので、同じ種類のものは、同じにして分別しなくてはならないのぢゃ。
法律上では、容器包装は以下の8つの種類に分けられておるのぢゃ

名称 キッチンから排出される物
1 ガラス製容器 ビール瓶、調味料瓶、哺乳瓶など
2 ペットボトル -
3 紙製容器包装 カップ麺のフタ、菓子箱、
中にアルミが張られている紙パック など
4 プラスチック トレイ、ヨーグルト容器、カップ麺容器 など
5 スチール缶 コーヒー缶、缶詰 など
6 アルミ缶 清涼飲料 など
7 紙パック(飲料用パック) 牛乳パック、ジュースのパック、
中にアルミが張られていない紙パック など
8 段ボール 生鮮物の宅配便の箱など
えっ〜!
こんなに多く分別しなくてはいけないのですか?
いつも、スチール缶、アルミ缶の区別はしてなくて、「空き缶」として、ひとつにまとめて排出してますよ。

ま〜、待つのぢゃ。
あくまでも8種類に分けられているのは法律の上での話ぢゃ。市町村によって分別収集が違うため、地域によって分別方法は違っているのぢゃ。

名称 A市 B市
1 ガラス製容器 同類のものをまとめて 一緒にまとめて
2 ペットボトル 同類のものをまとめて
3 紙製容器包装 同類のものをまとめて 可燃ごみとして
4 プラスチック 同類のものをまとめて
5 スチール缶 一緒にまとめて 一緒にまとめて
6 アルミ缶
7 紙パック(飲料用パック) スーパー等の
回収ボックスへ排出
可燃ごみとして
8 段ボール 地域による資源分別回収時 地域による資源分別回収時
7種に分別 4種に分別
A市では分別に厳しく、7種類に分別する必要があるのぢゃが、B市は4種類と、市町村によってさまざま。
これはその地域の事情に適した計画を市町村が進めておるからなので、住んでいる市町村のルールに従って排出すれば問題はないのぢゃ。

修行
その四 正しく分別する方法
 
師範!質問です。
例えば、アルミ缶とスチール缶、見分け方がよく分からないのですが・・・・

お~、たしかに見た目では判断しにくいのぢゃ。
どの種類に分別すればよいか悩んだときは、「識別マーク」を見てみるのぢゃ。

容器包装物の種類 識別マーク
1 ガラス製容器 なし
2 ペットボトル
3 紙製容器包装
4 プラスチック
5 スチール缶
6 アルミ缶
7 紙パック
(飲料用パック)
8 段ボール なし
これは「資源の有効な利用の促進に関する法律」で、表記するよう義務付けられておるので、必ず、この識別マークが表示されておるのぢゃ。

ワンポイントアドバイス

スチール缶?アルミ缶?
ホット又は冷やして飲むような缶コーヒーや缶紅茶はスチール缶。
冷たくして飲む炭酸系、果汁系のものはアルミ缶。

修行
その五 正しく排出する方法
これで正しく「分別」することができたので、次は「排出」方法ぢゃ。
例えばペットボトルについて、要らなくなったからといって、ただペットボトルを集めて排出すればいいというわけにいかないのぢゃ。
それではリサイクルに協力しているとは言えないのぢゃ。

どういうことですか?

例えば、フタはとってあるか?ラベルは剥がしてあるか?飲みかけでないか?中に吸殻などが入っていないか?などぢゃ。
「ペットボトルをゴミとして捨てる」わけではなく、「使用済みのペットボトルを資源としてリサイクルする」わけぢゃから、きれいな状態にして排出しなくてはならないのぢゃ。

そっか。
「ゴミ」ではなく「資源」と呼ばなくてはダメですね。

ふむ。そういうことぢゃ。
では、種類ごとに正しく排出する方法を伝授ぢゃ。

※ただし、市町村によって違う場合があるので一般的な排出方法の説明ぢゃ。
詳しくは市町村の窓口に問い合わせてみてほしいのぢゃ。

容器包装物の種類 排出方法
1 ガラス製容器 1. フタ
金属製であれば不燃ゴミ
プラスチックであれば”4 プラスチック”として排出。
2. 飲みかけ、異物を取り出す。
3. 水で中身をゆすぐ。
2 ペットボトル 1. フタ
金属製であれば不燃ゴミ
プラスチックであれば”4 プラスチック”として排出。
2. 飲みかけ、異物を取り出す。
3. ラベルを剥がす。
ラベルは”4 プラスチック”として排出。
4. 足で踏みつぶしてゴミ体積を減らす。
3 紙製容器包装 飲料系のものは水で中身をゆすいで排出。
4 プラスチック
5 スチール缶 1. 飲みかけ、異物を取り出す。
2. 水で中身をゆすぐ。
3. さびしてしまった古いものは、不燃ゴミとして排出。
6 アルミ缶
7 紙パック(飲料用パック) 1. 水で中味をゆすぐ。
2. きれいに切り開き、充分乾かす。
8 段ボール 1. きれいに切り開く。
2. ある程度束ねる。
3. 紐で十文字で縛る。
ペットボトルってフタもしっかり分けなくてはいけないのですね。

そのフタがプラスチックの場合、“4のプラスチック”として排出することになるのぢゃが、その場合、修行その3の「市町村による分別の違い例」の表を見て、正しく分別すること。
そうすると、ペットボトルのフタは結局は以下の排出方法となるのぢゃ・・・。

・A市 → プラスチックとして排出
・B市 → 可燃ごみとして排出
以上で、一般家庭のキッチンから排出される容器包装物のゴミの分別・排出方法の修行は終わりぢゃ。これでおそらくキッチンから出るゴミの大部分は正しく排出されることになるぢゃろうな。

リースキンよりオススメ

ペットボトル再生糸を使用したリースキンの商品

ペットボトル再生糸を使用した商品ぢゃ。
これからもリースキンは、「リサイクル」をテーマにして、環境に優しい商品を提供していくのぢゃ。

修行
その六 その他のキッチンゴミを分別排出する
では、残りのゴミについてぢゃ。
残りのゴミは、大きく「可燃ゴミ」と「不燃ゴミ」の二つに分別することができるのぢゃ。

可燃ゴミ → 市町村の焼却炉で燃えるゴミ
不燃ゴミ → 市町村の焼却炉で燃えないゴミ
注意したいことは、市町村によって焼却炉の性能が違うということぢゃ。
A市の焼却炉では燃えるゴミでも、B市の焼却炉では燃えないゴミもある。そういった場合は、A市では「可燃ゴミ」として扱われ、B市では「燃えないゴミ」として扱われることになるのぢゃ。
どちらへ分別すればよいのか悩んだときは、市町村の窓口に問い合わせをして、正しく分別するのぢゃ。
そして、可燃ゴミは、ゴミステーション、不燃ゴミは町内のゴミ収集時や廃棄業者に問い合わせて不法投棄することがないようにするのぢゃ。

以上で今回の修行は終わりぢゃ。
どうぢゃ?お主の今までの分別は正しかったか?

えへへへ・・・・。
ちょっと違ってたかも・・・・

はははは。これからは注意するのぢゃぞ。
今回は、「クリーン&リサイクル」の一環として「リサイクル」に着目してみたのぢゃが、この知識を頭に入れておくだけで、面倒だった分別も、楽しく分別できるぢゃろう。
もちろんお正月だけでなく、いつもこのように分別することが、私たち「消費者」の義務ぢゃぞ。

お掃除道場トップへ戻る